◆新生銀行 ティエリー・ポルテ社長

(夕刊フジ2008年1月23日より抜粋)
他人の意見の中に事態打開のヒント
 ティエリー・ポルテ社長は1957年6月28日生まれの50歳。0学上では土王星、鷲座、充実期の人です。


 この生まれは非常に繊細で洞察力が豊か。保守的で安定を好み、秘密主義な面もあります。
対人関係において愛情、共感、理解などを求めるので、他人に冷たくあしらわれると、必要以上に傷ついてしまいます。人によっては、傷つくことを恐れるあまり、必要以上に臆病にもなりがちです。
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もっとも、自己防衛能力が高いのは、人と衝突しないように見定める能力が優れているともいえるので、やさしさにあふれる性格の持ち主ともいえますね。
ポルテ社長は現在、金融業界にお勤めですが、これはまさに天職。というのは、この生まれはビジネス面で鋭い金銭感覚を発揮するからです。無駄なものにはお金を使わないなど価値あるものを見分ける眼力があるので、銀行などはまさにうってつけでしょう。
 ポルテ社長を占ってみると、いま現在、厳しい時期に直面しているといえます。充実期に現職に就きましたが、当時は何をするにしても物事が遅く進む、あるいはスタートが遅くなるという時期でした。公私ともに計画したスケジュール通りにいかず、やきもきしたはずです。
 その流れは昨年も同じで、残念ながら今年も継続しそう。もちろん、打開策はあり、何事も1人で決めずに他人の意見を聞き入れれば、事態を好転させられるヒントが見つかります。
健康面では胃や心臓が要注意。ラッキーな食べ物は和菓子と緑茶、カラーは黒白の水玉。ネクタイやハンカチなどに使ってみてください。また健康を増進させるために長風呂をお勧めします。
 今年の踏ん張りが来年からのいいスタートにつながりますので、腰を据えてこの1年を乗り切りま
 しょう。
 旧日本長期信用銀行が破綻し、新生銀行としてスタートを切ってから、はや8年がたちました。その間、新生銀は、預金通帳を発行しないリテール事業や、04年に信販会社のアプラスを連結子会社化するなどのノンバンク戦略、さらに投資銀行業務など多角的な経営を積極的に促進。オーバーバンクといわれる金融業界のなかでもその存在感を示しています。
 金融業界は、低所得者向け(ザブプライム)住宅ローン問題で08年3月期の決算は大なり小なり影響を受けそうです。新生銀も例外ではありませんが、アプラスののれん代の減損処理費用が消え、最終黒字に転換するなど反攻の機運は高まっています。
 新生銀を占うと、そのアプラスとの相性が非常によく、時期がくれば、これが打ち出の小づちのように大きく貢献してくれそうです。「共存共栄」というキーワードが浮かんできますので、顧客との「和」を意識すれば、果実はより大きくなるでしょう。要は顧客の立場にたった営業活動を進めれば、結果的に利益が膨らんでいくということです。
 今年に限定すると注意月は4月。何らかの事象に直面しそうです。吉兆どちらかというと「凶」なので、その前に計画や事業面などを見直したいものです。ここを上手に乗り切り、地道に進めば、5年後に願ってもみない大きな花が咲きそうです。まずは万難を排して4月を乗り切りましょう。

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