◆吉野家ホールディングス 安部修仁社長

 吉野家ホールディングス(HD)の安部修仁社長は1949年9月図日生まれの59歳。0学上では木王星、牡牛座、充実期の人になります。
 この生まれの方は頭の回転が速く、会話も上手。物事を合理的に分析して、臨機応変に対応するので管理職に多いタイプといえます。また、細かなところにも気が付く職人的資質も持ち合わせています。
 安部社長が現在のポストに就いたのが92年の健康期。この年は、社内に多くの問題を抱えていたとうかがえ、それをひとつひとつ片付けながら前へ進む、そんな日々だったはずです。
 経済期にあたる今年は、いままでの判断や行動が結果として表れる年。良くも悪くもそんな状況を実感していることでしょう。
 今後最も注意しなくてはならないのは体調です。「心臓」「片頭痛」「目の奥の痛
み」というキーワードが浮かんでいます。社長に就任して以降、16年間の疲れが体のだかに蓄積していますので年内に一度人間ドックを受けることをお勧めします。リラックスに効果的なのは、絵画やスケッチ。55(昭和30)年ごろの懐メロを聴さながら絵を描くとか、温泉旅行のついでにスケッチをしてみるとか。相性のいい方位は北、北北東。食事はキノコ類を使ったものを取りましょう。

 少子化高齢化による需要減にさらされる外食産業ですが、牛丼チェーン「吉野家」などを展開する吉野家ホールディングス(HD)は、日本マクドナルドホールディングスと並び好調を維持する数少ない勝ち組の1社です。
 吉野家を0学でみてみると、2007年に吉野家ティー・アンドーシーから現在の持ち株会社制へ移行したのは「良い判断」で、ラーメン事業への進出もグループ全体に活性化をもたらし「吉」と出ています。
 気になる今後はどうでしょうか。国内の店舗拡大は「凶」で、海外は「吉」のようです。ただし、海外展開は来年8月までで、それ以降はタイミングとして勧められま
せん。
 また、今後2年間は事業の多角化より、現状維持を強く意識した方がいいでしょう。基礎を固め、見直せるところをさらに見直し、改善を図ると将来、羽ばたいたとき
の高さが違つてきます。一時的に成長スピードは鈍化しますが、急がは回れです。
 食を取り巻く環境は今年から10年ヘー段と厳しさを増しそうです。米国産の輸入牛肉問題も再燃してそうなサインが浮上していますので、細心の注意が必要です。

2008年9月17日 夕刊フジ

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