◆上場企業分析社長サイクル⑤大林組

(証券新報2009年5月29日号より抜粋)
資金防御とスキットエアTMの進化が◎へ
 創業は明治25年(龍座年)、設立昭和11年(小熊座年)という歴史を持つ建設・不動産業の大林組は、自社の歴史館を大阪に所持するほど独自性があり、規模の大きさを感じさせます。


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 同社の今後の運勢鑑定はと言いますと、創業運は高層化社会を予測させるためのようで、設立年ではさらに勢いをつける為に呼び込まれた年といえる年運です。
それではもう少し現在の状況鑑定をしてみます。白石達社長(61歳)=1947年6月29日金王星大熊座年開拓期生まれ。新規事業や海外運が強く、内面的特徴は洞察力があり、守りは堅い点です。
一方、自己中心的・探究心が強く大胆で、いざという時も勇敢で分析思考に富んだ想像力を持つ人のようです。
しかし半面、偏見が強く出たり、所有欲が強いところもあります。こう言う特徴の中の創意の豊かさは、大事業を行うには重要性を占め、社長就任が自身の生まれ年と同じ開拓年時に就任していることから、新規事業を次々とこなせる運勢を兼ね備えています。
 今回、会長に大林剛郎氏が就任することで、社長とのパワーバランスが非常に良くなり、この就任は◎でした。しかし、全体の役員との運勢バランスを見てみますとアンバランスなエネルギーの放出が見えてきます。潤沢な資金と時代運を合わせ重ねると整合性に欠ける点から、資金面で入ったら出て行くという構図で10月・11月が注意月です。となれば事業のバランスと時間のバランスから、今は新事業の数をこなすよりは基礎事業を3年程度掛けて踏み固める方向が良いようです。
予定と違うプラスアルファ環境という、追加構想を変更し多少は予定資金と違ったとしても、それを行う事で次への大きな資金が巡ってくるようです。
一つの例として「スキットエアTM」と、加湿性をバージョンアップさせたエコビルの推進で、「健康になるオフィス」という研究開発を進められると、なお一層時代にマッチしていきそうです。
外気温が上昇し乾燥が酷くなる時代に入り、大気汚染の軽減は難しくなるため、ビルの中にいるだけでとても心地良い空間が繰り広げられることが求められていくことでしょう。
今後期待できる企業では。
是非ともご参考に。

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